小児訪問看護の支援child-support-

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WADEWADE・KODOMOTO GROUP が提供する小児訪問看護は、お子さんへの支援は当然のことながら、ママ・パパなど家族の介護負担軽減にもしっかり目を向けた支援を心がけています。

すべての始まりは「小児科病棟での臨床経験」
あたりまえが当たり前ではありませんでした

生まれてから数年、病院で過ごすお子さん。自宅を知らない、家族と一緒に過ごせない数年。
毎日のように面会に訪れるママ。自分のことなど二の次でとにかくお子さんと会う時間を最優先する日常。
なかなか帰れないお子さんだっているー。体調面はもちろん、医療的ケアや医療機器の管理など課題を抱えるケース、家庭環境など様々な理由があると考えれば致し方ないことかもしれない。でも同時にそこで抱いた思いもあった。誰かがサポートする体制が整えば自宅で看たいと願う親御さんがもっといるんじゃないかって。
自宅で看取りたい、残りの時間を家族全員で過ごしたい、そして本人も退院を望んだケースがあった。退院準備を急いだ。予定より進みが遅い。1日でも早く、1分でも早く自宅へ帰してあげたいと願っていたからなおさら焦りを覚えた。進捗を確認した時、耳を疑った。「小児を看られるステーションが見つからない」と。
だから決めた。地域へ出て、自分が看ると。どこまでやれるかなんて分からないけど、でも決めた。やるって。

地域支援を始めた2013年から今日まで
こんな「生の声」が地域にこぼれていました

自分が自宅にいないとならない。
私自身の時間がなくなった

1回の訪問は60分と言われた。
これじゃ短い

小児の訪問看護ができるステーションが
まだまだ少ない

小児科経験のスタッフさんが退職するから
違うステーションに切り替えてだって

他にも、相談相手が欲しい、きょうだい児と遊ぶ時間が持てなくなった、毎日のケアを誰か手伝ってほしい、また仕事ができる見通しが全く立たないなど、数多くのお悩みを抱えながら日々踏ん張って介護なさるママ・パパの姿がそこにありました。

だから私たちは、今までも、今も、これからも
私たちだからこそできる小児訪問看護に全力を尽くします

対象

ご自宅で療養されている0歳の赤ちゃんから利用可能です。
かかりつけ医の指示をいただいた上での利用となります。
お子さんの状態は問いません。


訪問時間

訪問時間は、60分~90分が多いです。
お子さんへの医療的ケアや処置だけでなく、つきっきりで介護されているママ・パパの負担軽減へも目を向けた支援をするのが私たちの小児訪問看護です。
小児領域の経験者たちが集まって、ご自宅での療養生活を支えています。お子さんの今後の成長を見据えて、諸問題に対しても一緒に考えながら訪問看護を提供しているのです。

訪問中、ママ・パパはケアから完全に離れ、ご自身の時間(歯医者、スーパーへの買い物、役所への手続き、お昼寝など)に充てていることが比較的多いです。

支援の内容

お子さんの状態によって様々です。
基本的には、医師からの指示内容に沿ったケアを提供していきます。

 例)
  • 医療的ケアの実施、指導
  • 日常的な体調管理
  • 在宅での療養環境の調整
  • 医療機器の管理
  • 家族の相談支援
  • 動作訓練、遊びを通して発達を促すなどのリハビリ
  • ご家族の介護以外の時間の確保(留守番看護)
  • 周産期のサポート   など

支援中にきょうだい児と遊ぶママ・パパもいますし、一緒に支援を実施する場合もあります。

夜間の対応

弊社の訪問看護ステーションは、24時間の対応ができる体制となっています。 ただ、やみくもに臨時訪問をしておりません。日々お子さんと過ごすことが多いのはご家族様。長く共にする時間において、“こういう時はどう対応したらいいか”を身につけていく必要がどうしてもあります。
定期の訪問の中で、どう対応すべきかを一緒に考えていくスタンスで向き合っていきます。地域生活、療養の場が安定、安心したものとなるよう、対処法まで見据えた支援を行います。 もちろん医療者が臨時で訪問へ行く必要があればお伺いしていますのでご安心下さい。

訪問するスタッフ

弊社の訪問看護ステーションは、栃木県や茨城県に複数あります。それぞれ看護師が中心ではありますが、ステーションによっては理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在籍しており必要なリハビリテーションを行っています。
また、助産師が在籍するステーションでは、“周産期”の支援を実施することもあります。

 在籍スタッフ
  • 看護師
  • 助産師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士

留守番看護・きょうだいへの支援

療養されているお子さんだけでなく、介護されているご家族やきょうだいへの支援にも力を入れています。
「60分の訪問しかしてくれない」
「週に1回しか来てもらえない」 など、利用者ニーズが十分満たされず弊社への相談がしばしばあります。

私たちの訪問で、介護者自身の時間が確保され、ケアから完全に離れることで気分の
リフレッシュにつながるよう努めています。また、療養されているお子さんのきょうだいへの
配慮も大事だと考えています。
私たちの訪問時間内、母親がきょうだいと公園へ行く。お出かけをする。
きょうだいは日々我慢しています。言葉に表さずとも我慢して過ごしているものです。
このような時間を作ってあげられるよう、長時間の訪問を可能な限り実現しています。

子どもの家で見守り支援を行っています

医療的なケア・管理が必要なお子さんが放課後過ごす場所というのがなかなかありません。共働き世帯では、どちらかがパートタイマーへ切り替える、あるいは退職を余儀なくされることが決して少なくありません。

WADEWADE・KODOMOTO GROUP では、学童保育へ看護師を派遣して見守り支援を行うことで、医療的ケア児が放課後もお友達と一緒に過ごしたいという願いを叶えられるよう努力を続けています。

喀痰吸引(第一・二号、第三号)の実地指導を行っています

介護職員等の喀痰吸引等研修の実地研修(利用者の協力を頂き、実際に痰の吸引や胃瘻介助を実習する研修)の際に、実地指導及び研修評価をする指導看護師が複数名在籍しています。
利用者に対する実地指導に関し、関係事業所と連携を図り、現場での研修のお手伝いをしています。

相談支援事業所、保育所等訪問支援など福祉サービスが併設

弊社の小児訪問看護は、併設している児童福祉サービスと連携を図りながら支援を行っています。
生活上お困りとなることは医療面だけにとどまりません。
  • 移動の支援
  • 見守り支援
  • 受診付き添い
  • 福祉サービスの利用  など
上記のような支援は、訪問看護サービスではカバーできない部分です。また、様々な支援を受けながら在宅療養の場を整えていくことでご家族の負担が軽くなる場合があります。
福祉サービスをマネジメントしてもらう役割(=相談支援専門員)が大きな力となります。必要とされる支援にタイムリーにつながることも大切だと考えます。
私たちは、医療・福祉面で相互に補い合いながら利用者様・ご家族様の療養生活を支えています。